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こどもにイライラしてしまう自分がイヤ

こどもに感情的になってイライラしたり怒ったりすることなく、健やかに子育て、できていますか?

子育てって、自分の思うようにいかないことばかりで、イライラしがちですよね。

今週~来週にかけて、子育て関係の本を乱読しています。今日ご紹介する本は、シリーズ累計99万部を突破しベストセラーにもなっている『怒らない技術』シリーズの「こどもが変わる怒らない子育て」を漫画化したもの

もしいまイライラで悩んでいるのであれば、育児などで時間がないとしても、漫画なので息抜きとしてさらっと読んでみることをお勧めします。
もし本気で「怒らない子育て」に取り組もうと思う場合は、イライラを感じたときに都度記録する本書記載のワークに取り組んでみることをお勧めします。でも時間がない場合は、読むだけでもいくつかの気づきを得られるかと思います。

「マンガでよくわかる 子どもが変わる怒らない子育て」とは

アンガー・マネジメントに関する本です。
主人公の母みちるさんは、息子の恭介くんの育児に奮闘中でのワーママで毎日イライラしたり怒ってばかりで自己嫌悪の日々。そんなあるとき、恭介くんが通う柔道教室の先生のおかあさんである幸子さんから「怒らない子育て」を教えてもらうことになります。
親子関係だけでなく、夫婦関係に関するストーリーも含まれています。

ちなみにタイトルは「怒らない子育て」なので「叱る」ことはします。また「怒らない子育て」としていながらも著者は「怒ることは悪いことではありません」と断言しています。
怒りという感情そのものは、それから学べることが多く、自分を成長させる大切なものである。しかし、無駄なイライラや怒りは減らし、毎日を健やかに過ごそう、という趣旨の本です。

怒りの感情をどうコントロールしていくのかについての基本的な方法論に加え、以下のようなシーン別の対処方法についても記載されています。

こどもが自然と動く環境を作る
プリントを出させる工夫
自分から宿題をやる工夫
自分から片付ける工夫
靴をそろえる工夫
楽しいことをおしまいにする工夫

次項以降は、本書にかかれていたことのなかで特に「これはおもしろい」と私がおもったことについて2つ取り上げます。

第一感情を伝えよう

感情には2種類あり「怒り」は第二の感情に分類されるそうです。
どういうことかというと、人は何もないところで・第一感情もなく、いきなり「怒る」わけではない。怒るときには、その前になにか出来事があり、その出来事に対して不安、悲しみ、苦痛、ストレス、寂しさ、絶望、期待などの第一感情を抱いている、そうです。
※かるく調べてみましたが、この第一感情・第二感情というカテゴライズが心理学的にどのような流派・提唱者によって主張されているかはわかりませんでした、、、まあでもなんとなくわかる説。

だから、怒りを感じているときにはその大元となる「第一感情」をこどもに伝えてあげることが大切である、と本書には書かれています。

たとえば、夜遅くなっても子供がかえってこなくて心配して怒っているとき。
帰ってきたこどもに対して、単に怒るだけでなく「心配した」という第一感情を伝えてあげると、こどもの側にも気持ちが伝える、とのこと。

これは、叱るときにも積極的に伝えていきたいとおもいました。

甘えさせることと甘やかすこと

2章に「甘えさせることと甘やかすこと」について書かれた一節があります。

子どもが甘えてくるというのは、「愛情」というエネルギーがほしいときです。
ですから、甘えてきたときに、甘えさせてあげることが大切です。だまって抱きしめてあげて、「どうしたの」と聞きます。(中略)
ただし、甘えさせるのと甘やかすのは違います。
「甘えさせる」は必要な要求に応えることですが、「甘やかす」のは不必要なものを与えることです。子どもが自分でできるのにあせなかったり、大人がすぐに助けてしまうことを「甘やかす」と言います。

そもそも今回、育児本を読み漁ろうとおもったきっかけは、こどもの癇癪に対しての私の対応について、夫とけんかになったことが原因です。
先週土曜、「外食しよう」といってみんなで外出の仕度をしていたのに、こどもがおむつをかえることを嫌がりテーブルの下でのたうち回って(外出前にはおむつを替えます)いました。それに対して、私が厳しく叱ることをせず「どうしたの?おむつちゃんとかえようね」とこどもをなだめるような接し方をしたことに、「甘やかしだ!」と夫が怒りました。

私自身はこどもの要求に屈したつもりはなく「厳しく叱るとさらに暴れてめんどくさいことになるから嫌だな」くらいの感覚でした。一方夫は、こういうシーンでは「だだをこねてもダメだ」とわからせるため厳しくすべきだ、と言いました。

その時は正直釈然としなかったのですが・・・この本を読んで、私がしていたことは「おむつを替えたくないというこどもの要求には答えていないが、我慢しなければならないことを我慢させようとしなかった」という甘やかしに該当するかもなあ、と思いました。時間に余裕があるときであれば「なんで癇癪を起しているのか」など理由をきいてあげたり、収まるのを待ってあげることもできるかもしれないけれど、この前は結構急いでいました。

いつでもどこでも厳しく叱るのは超パワーがいるので難しいですが「ここぞ」というところでは甘やかしではなく厳しくしなければなあ、と考えさせられる一節でした。(でもまぁそのあとはしっかり甘えさせてあげようと思います)

 

育児には正解がないといいます。状況も刻一刻と変わっていくので、残念ながら、一度うまくできるようになったから、今後もずっとうまくいく・・・とも限りません。

試行錯誤の連続ですが、適切にインプットして実践していきたいなと思います。