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行き当たりばったり・計画倒れを嘆く必要なんてない

コンサル出身キャリアコーチのくりこ(@kuriko828)です。

そろそろ年の瀬ですね。
年始に立てた目標を思い浮かべながら「ああ・・・今年も目標達成できなかったなぁ」なんて考えている人もいるかもしれません。そもそも目標なんて立てていないという方もいるかもしれません。

キャリアについて考えるとき、よく「目標・計画を立てろ」と言われますよね。
会社でも、上司と面談しながら「当期の目標設定」をしている人もいるかもしれません。

しかし・・・計画というのは往々にしてうまくいかないものです。

そんな行き当たりばったり、計画通りにものごとを進められないことに、もどかしさや焦り、不安を感じたり、場合によっては自分を責めてしまっている人もいるかもしれませんね。

でも、そんな方々も安心してください。
人生は必ずしも計画通りにできなければならないわけではありません。むしろ、計画通りにならない・イレギュラーな出来事がとても重要なファクターとなります

「偶然」の力を味方につけよう

従来、人生やキャリアにおいては、未来のことを予測して、不確実性を減らしていくことが大切である、と言われてきました。ただ、現代では、この「不確実性を減らす」ことの徹底は、不可能です。

今回は、そんないまの世の中をうまくサバイブする方法として、スタンフォード大学に勤めていた故ジョン・D・クルンボルツ博士の「ハップンスタンス・ラーニング・セオリー(計画的偶発性理論)」をご紹介します。

クルンボルツ博士は「ハップンスタンス・ラーニング・セオリー」において以下の内容を提唱しています。

①個人のキャリアの8割は偶然の出来事でできている
個人のキャリアの8割は「予期しない偶然の出来事」によって形成されている

偶然をフル活用しよう
その偶然の出来事のもつ重要な役割を認識し、最大限に活用していくことによって、キャリアを歩む力にすることができる

③好機を捉えるために行動しよう
偶然の出来事が起こるのを受け身で待つだけでなく、アンテナを高く張ったり、意図的にそれを生み出すよう積極的に行動したりすることで、よりキャリアに活きる好機を得ることができる

もっとも衝撃的なのは①でしょう。キャリアの8割が偶然で構成されている
もちろんここでクルンボルツ博士がいっている「偶然」とは、本当にまったく予測が不可能だったものだけでなく、自分で行動した結果得られたものも含んではいます(③にもあるように)。とはいえ、確実性対不確実性が2:8だと考えると・・・偶然をうまく活用するかがいかに大切か、を再認識できますね。

偶然を味方につけるための「5つのスキル」

クルンボルツ博士は、同論文の中で「偶然の出来事」をチャンスや好機に返るためには5つのスキルが必要である、と提唱しています。

①好奇心(Curiosity):
 アンテナを高く張って、新しい学びの機会をとらえよう

②持続性(Persistence):
 失敗に負けず、絶えず努力し続けよう

③柔軟性(Flexibility):
 臨機応変にあり方・物事のとらえ方を変えよう

④楽観性(Optimism):
 チャンスは必ず来る、それを自分はモノにできる、と信じよう

⑤リスクテーキング(Risk-taking)、冒険心:
 結果がどうなるかわからなくても、行動力を起こしてみよう

いかがでしょうか?
これまでに得た成功体験の中にも、偶然の出来事をこれらのスキルをつかってモノにしたケースがあるのではないでしょうか?

例えば私は、入社時にいた部署(官公庁向けにサービスを提供)から現在の部署(金融系を中心に様々な民間業界にサービスを提供)に異動するという偶然の出来事があったとき、好奇心をもって金融系のことを勉強して発信したり、入社1,2年目に官公庁系の部署で叩き込まれた基本の姿勢を臨機応変に崩していくことによって、仕事上の自分のポジションや、得意分野の開拓につなげることができました。
これは、部署の異動という偶然の出来事がただあっただけでは、なかなかできなかったことだと思います。

しかし一方で、この5つのスキルを使えなかったために、うまくいかせなかった「偶然」もありました。高校時代、加入していたボランティアサークルで、先輩が入賞した賞の表彰式(全国から同様に賞を受賞した高校生が集まる結構すごい会)に私が代理出席する機会を得たのですが・・・「私は代理で参加しているだけ…」という自分の在り方を崩せなかったり、みんなと仲良くしていくようリスクテーキングすることができなかったことで、せっかくのチャンスを十分に活かすことができませんでした。このことは、今でも非常に後悔しています。

CHANGEから”T(Trouble,ためらい)”をとる

「チャンスの神様には前髪しかない」という言葉を聞いたことはありますか?

「偶然の出来事」というのは、先の部署異動のケースのようにその偶然がずっと続くケースもなくはありませんが、ほんの一瞬しかなくて、あとで振り返って「あ、あれはチャンスだったな(とりのがした)・・・」と思うようなものが大半です。

だから先ほどの5つのスキルについては「偶然の出来事を目にしたとき」に使うというより、普段からこれらのスキルを使うことを心掛けて生活する、というのがいいかと思います。

CHANGEから”T”をとりのぞくと、CHANCEになります。
※Gという文字を大文字で丁寧に書いてみてくださいね

予期せぬ出来事(CHANGE)にためらうことなくうまくとびこみ、好機(CHANCE)を手に入れましょう。